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コラム『青畳の記憶』~OBからの寄稿文~

第1回: 早稲田柔道と少年柔道
川合孝弘(平成8年卒)
川合孝弘(平成8年卒)
川合孝弘(平成8年卒)
静岡産業大学勤務

現在、私は大学職員として勤務する傍ら、地元のスポーツ少年団に所属し子供達に柔道を教えています。
子供に柔道を教え始めて10年程経ちますが、早稲田大学柔道部での経験が大いに役に立っています。

私は平成4年に大学に入学しましたが、4歳から柔道をはじめ、高校まで柔道漬けの生活を送っていたこともあり、大学入学時には燃え尽き症候群の状態で、「柔道」に対するモチベーションはなかなか上がりませんでした。

しかし、正しい姿勢、正しい組み手で、足技を駆使し、多彩な技を仕掛ける「早稲田柔道」に触れ、柔道の奥深さ、面白さを徐々に感じるようになりました。
「足車」「足払い」「内股すかし」など高度な技術を要する技は、頭では理解できていても体現できないもどかしさ、稀に決まった時の嬉しさは、それまで味わったことのない感覚でした。
また、技術的なことだけではなく、「受身」や「打込み」といった基本についても、ミッチリと教えていただき、基本がいかに大切なのかを知ることができました。

少年柔道の指導では、「基本」を教えることに大半の時間を割きます。と同時に、中学、高校、大学と柔道を続けてもらうために「魅力」も伝えていかなければなりません。
この文章を書くまでは、それ程意識していませんでしたが、今子供達に教えていることのほとんどが早稲田大学柔道部で教わったことであることに気付きました。

今後も少年柔道の指導を通じ、「早稲田柔道」で学んだ、柔道の醍醐味、真髄、魅力を1人でも多くの人に伝えていけたらと思います。

早稲田柔道と少年柔道01


追伸:この「青畳の記憶」を盛り上げるため、リレー形式での寄稿を提案します。私からの指名は、同級生で早慶戦伝説の12人抜きを演じた橋本裕司君です。

[2010年07月05日]