いよいよ後半戦の幕開け、東京学生体重別大会が
9月4日(日) ・ 日本武道館で開催されました。
前半戦が不完全燃焼の状況で終わった実情を考えると…。
話しは逸れますが本学女子部はこの大会に対する思いは強いです。なぜならば結 果次第ではこの大会で今シ−ズンがTHE ENDとなるかもしれないからです。という のも団体戦には三人制で登録していている本学、秋の体重別団体への出場機会を 有していないからです。(春の五人制団体戦の結果でそれは決まります、仮にそれ
に出場していたとしても厳しいですが) 何としても、今までの努力の結果が成果に反
映されることを臨んでいました。(一方では人間性の向上も目標にしています)
さて本題に戻りますが、この大会では「入賞・全日本出場」という素晴らしい「褒美」を得ることができました。これも人知れず頑張った成果と思っています。
H23年度 東京学生体重別大会 57kg級 第三位
* 加茂田 絵夢 (社会科学部4年 京都学園)
<戦評概要>
一回戦 vs中野まどか (日体大) GS優勢勝ち
右の相四つ、厳しい組み手争いの中、大内刈、内股を掛けるも相手に防がれる。中盤に内股掛けた時に両者縺れて腹這いに落ちると、相手は巧みに十字固を掛けるが上手く防ぐ。一進一退の攻防が続き優劣がないままGS(延長戦)に入る。相手の背負投、大内刈を巧みに捌き逆に相手を押し倒しすがポイントに至らないもの優勢なうちに試合を進め終了。
二回戦 vs柳楽祐理 (国士舘大) 一本勝ち(内股)
左の喧嘩四つ、組むなり内股で先攻するも浅めで防がれる。互いに技の応酬の中、内股を掛けるのを左大腰に切り返されるが腹ばいで防ぐ。再び試合中央に戻り組あった瞬間、内股に入ると見事に決まる。
三回戦 vs本田結佳 (日大) 負傷棄権勝ち
右の相四つ、組会うと同時に左袖釣込腰を掛けられるが落ち着いて捌いて防ぐ。尚も厳しい組み手争いの中、内股を掛けるが相手に伏して防がれる。その後は先攻され指導を受ける。さらに背負投を掛けられた際、巧く後方に体を捌いて相手を引き倒し上四方固で抑える。しかし、倒れた際に膝を痛め、試合続行不可能の判断で棄権する。
準決勝 vs福本奈緒 (東海大) 一本負け(袖釣込腰)
左の喧嘩四つ、組み手が厳しく思う様な形になれない。さらに釣手を絞られ、それを払い除けようと試みるが不十分、また、その隙に引手を取られる。その直後、左釣込腰を掛けられると一端は腰を落として防ぐが、それをもろともせず巻き込むように掛けきると、畳を背負ってしまう。
*今年の目標を「全日本出場・講道館杯出場」としていました。またその達成するための目的にフィジカル及びテクニカルアップをかなりハードにこなしてきた成果が表れたと思います。ただ、後者は残念ながら未達成ですが、本人が試合後に話しで「結果には満足はしていません」という頼もしい言葉を聞けたので、次回にはそれの達成に期待感を膨らましています。
一回戦敗退
*金子 絵里 (社会科学部2年 豊栄高校)
<戦評概要>
一回戦 vs松岡 睦 (帝京大) 一本負け(横四方固)
右の喧嘩四つ、組むなり内股を掛けたが入りが不十分で堪えられる。相手は強引に背部を取り、大腰気味に引きずり倒す。腹ばいで凌ぐも巧みに返され、横四方固で抑え込まれる。
*次回の試合に向けて、また次年度の試合に向けすでにスタートしています。さらに納得のゆく結果並びに一回りも二回りも、もっと大きな人格の向上に励みたいと思います。
今後も変わらぬご支援・ご声援のほどお願い致します。
女子部監督 川田一洋