現在も海外で活躍されている先輩は多くいます。
今日は、ふたりの先輩を囲んで西早稲田の八幡鮨にて歓迎会がありました。
右が石井千秋先輩(S39年卒)、左が 樗澤憲昭先輩(S45年卒)です。
石井先輩は、卒業後すぐにブラジルに渡り、30歳のときに帰化をされブラジル代表としてミュンヘンオリンピックに出場し銅メダルを獲得されました。
前田光世先輩と同様にブラジルで異種格闘技を経験されたそうです。
また、故エリオ・グレイシーと懇意にされていたそうです。
大澤先生(十段)が講道館からブラジルに派遣されたときにエリオ・グレイシーが何度も挑戦を申し入れたことを伺いました。
大澤先生は事前に講道館から相手にしないように言われていたため実現しなかったそうです。
「もし、戦っていれば・・・」と考えると少しワクワクします。
同じ早稲田柔道の流れがこのように交わろうとしたことは不思議な縁です。
また、お嬢さんも柔道家として有名です。
長女の千恵タニアさんはバルセロナオリンピック、三女のヴァニア幸恵さんはシドニー、アテネのオリンピックに出場されています。
千恵タニアさんは、古賀選手のライバルだったスウェイン選手(USA)と結婚されています。
今回は、奥さんと来日されました。
初恋の方だそうです。
きっといろんなドラマがあったのでしょうね。
樗澤先輩は、カリフォルニアで武道師範をしており、現在は格闘技雑誌の出版をされています。
東京学生優勝大会の早稲田大学初優勝に貢献されたことは前回述べました。
ご自身も全日本体重別選手権で決勝まで進出された実績をもっています。
先輩は、前田光世の伝記を英文で出版されました。
「史上最強の男」・・・柔道家の前田光世がいかにプロ格闘技の世界を制覇し、ブラジル柔術を創設したか
是非、読んでみたいです!
だれか翻訳してもらえないですかね・・・
このように、現在でも先輩たちが柔道を通じて世界で活躍していることは大きな励みになります。
100年以上の長い歴史のなかで、早稲田柔道の魂は世界に受け継がれています。