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監督の声

第32回全国体育系学生体重別選手権大会  2020年02月26日

男子監督の西田です。
ご報告が遅くなり申し訳ありません。
2020年2月22.23日の2日間にわたり第32回全国体育系学生体重別選手権大会が開催されました。
早稲田からは、出場資格を有する4名が出場しました。
第32回全国体育系学生体重別選手権大会01

1日目
66kg級 仲島聖悟(スポーツ科学部2年)

1.2回戦とも動きよく得意の背負い投げを決めて一本勝ち。
特に1回戦の相手選手は全日本ジュニアで完敗していた選手との対戦となりましたが、組み止めてしまってからは、ものの見事に背負い投げを決めてくれました。
3回戦は、不十分な組手でも相手選手が先に先に技を出し、消極的な指導をもらってしまいます。徐々に組み止める場面も増え、場外際で得意の背負いを決めたかに見えましたが、まわりすぎたと見られてポイント入らず。逆にラスト30 秒で組み際の体落としを喰らってしまい技有りを奪われてしまって敗退となりました。

組み止めれば素晴らしい技があることは間違いありません。どう組むか、が課題です。
ただ、今大会では、全日本ジュニアで破れている選手を投げて勝ったことは評価に値すると思いますし、ここまで積み上げてきたことが間違いではないことを感じることができました。
投げる力はこの階級で群を抜いていると思いますので、なんとか個人戦で日本一という目標が達成できるようにまた頑張ってもらいたいと思います。


2日目
60?級伊藤史弥(スポーツ科学部2年)
90?級長嶋勇斗(スポーツ科学部1年)
100?級高山康太(スポーツ科学部1年)

伊藤史弥…初戦敗退
初戦は、背負い投げを先に先にかける選手との対戦。得意の足払いを軸にポイントを上げそうな技も出ましたが、技出しは相手選手が先。決め手にかけ、旗は技数を出す相手側にあがってしまい、判定で敗退となりました。時間制限のないゴールデンスコアであれば展開は変わったかもしれませんが、こちらのペースで試合を進めるために組手や技出しをどうするかをまだまだ考える必要があります。
左右の足技に非凡なものがありますが、もう一つポイントをあげられる技を身につけることが課題だと思いますが、内容は悪くなかったと思いますので、次の目標に向かって腐らず頑張って欲しいと思います。

長嶋勇斗…2位
初戦不戦勝で2回戦が初戦。2回戦の相手は東京ジュニアで惜敗している相手。ケンカ四つで、お互いに片手でも技を出す展開となりましたが、こちらは背の高い相手に対して随所に背負い投げを出して攻勢を取り、旗判定で勝利。
3回戦も積極的に技を出し、旗判定で勝利。
準々決勝は試合序盤に裏投げで技有りのポイントを上げて優勢勝ち。
準決勝はケンカ四つで積極的に内股をかける選手との対戦。こちらも内股や大内刈りで応戦し、試合終盤に相手内股を受け、透かして技有りのポイントを奪って優勢勝ち。
決勝は相四つで上背のある相手との対戦となりました。力強く大外刈りを中心にかけられますが、受けの強さを見せてさばき、こちらは袖釣り込み腰や一本背負いで応戦します。技の応酬となりますが、相手選手の方が技の威力、数ともに評価されて旗判定で敗退。
上背のある選手への対応が課題でしたが、良い戦いをすることができました。今後は投げる技、取る寝技を磨くことが課題だと思います。過去敗戦している選手に勝ち切ったことは自信になったと思いますので、次の目標に向かって頑張ってもらいたいと思います。

高山康太…3位
初戦は大内刈りを見事に決めて一本勝ち。
2回戦はケンカ四つの選手と技の掛け合いとなりましたが、試合終盤に相手選手の小外刈りを切り返して一本勝ち。
3回戦は内股で一本勝ち。
準々決勝は大外刈りで一本勝ち。
準決勝はケンカ四つの力強い選手との対戦。相手選手の背負い落とし、こちらは内股が効いた好勝負。わずかに相手選手が先に先にかけられている感覚があり、終盤に前に出て投げにいこうとしたところで、背負い落としを合わされて敗退となりました。
良い技を持っているという長所を出すことができました。負けた試合ももう少しで投げることができるポイントに入ることができていましたし、さらに技を磨くこと、取ることができる寝技を身につけることが課題だと思います。次の目標に向かって頑張ってもらいたいとおもいます。
第32回全国体育系学生体重別選手権大会02

出場した4名ともいいところが出ましたし、課題も見つかりました。
この冬場取り組んでいる内容が間違いではないという手応えも得ることができ、サポートしてくれた部員も力を得たと思います。

この2日間準備、運営してくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
OB OG、保護者の皆様、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
第32回全国体育系学生体重別選手権大会03