全日本学生柔道体重別選手権大会が10月5・6日の2日間、日本武道館で開催となりました。
女子部門からは6日に4選手がエントリーし、3選手が出場しましたので、戦評をご報告いたします。
52㎏級
出口(4年・スポ科)
2回戦からの登場となりました。
初戦は左右の担ぎ技、足技とテンポよく技を出し指導2まで奪い、相手選手が出てきたタイミングをとらえ一本背負いで技ありを奪取。
講道館杯への出場資格をかけて3回戦に臨むこととなりました。
3回戦でもテンポよく技を出し、先に指導2まで奪う展開を作ることができましたが、後がなくなった相手選手が奥襟を持つと同時に内股をかけ、横転してしまい技ありを取られてしまいました。残り1分半、必死に追いかけ投げようと攻め続けますが、相手選手も一歩も引かず無念の敗退となりました。
52㎏級
高木(2年・スポ科)
1回戦からの登場となりました。
長身で相四つ、相手選手の力強さを受け、先に技を出される展開となりました。寝技が得意な相手選手でしたが、要所要所で組み際の大外刈、小外刈、内股を繰り出して対抗しました。本戦終盤に指導2を失う展開となりましたが、ゴールデンスコアでも粘り強く戦い、組み際の技や背負い投げに活路を見出すものの、最後は立ち技からもつれたところで抑え込まれて技ありを取られて敗戦となりました。
57㎏級
池田(4年・スポ科)
けがのため欠場
63㎏級
木村(1年・スポ科)
2回戦からの登場となりました。
初戦は相四つの相手に釣り手を絞られるものの、うまくずらしたりいなしたりと釣り手を効かせて大外刈、内股を出して相手選手に指導を与えます。釣り手で奥襟を得て大内刈りを放つと見事に決まって一本勝ち。
講道館杯への出場資格をかけて3回戦に臨むこととなりました。
3回戦ではケンカ四つの相手に対し、釣り手で奥襟を得て内股を中心に仕掛けます。立ち技は十分に戦える手ごたえを得るものの、相手選手の小外刈を受けてもつれたところ、寝技で返されて抑え込まれて一本負けとなりました。
3選手とも勝利を目指して必死に戦ってくれました。
この試合に出てくる選手は、厳しい予選を勝ち抜き、この試合でも必死になって勝利を目指す選手ばかりです。このレベルで勝つためには、心・技・体のすべてを充実させ、相手選手をしっかり研究して具体的に対策をしないと勝利できないことを改めて痛感しました。
今回出た選手、出られなかった選手、サポートしてくれたメンバー、チームのみんなで今日の反省を生かして、10月19・20日の体重別団体戦にチャレンジしましょう。
選手を支えてくれたトレーナー、主務チームありがとうございました。
大会を運営してくださった学生柔道連盟の学生の皆さん、先生方、審判の先生方に深謝いたします。
引き続き、OBOG、保護者各位、応援のほどよろしくお願いいたします。
強化委員長&女子部門監督 西田清二