三重県四日市市において、件名の大会が開催されました。
立派な体育館のメインアリーナに4面の試合場が設けられ、ウォーミングアップや待機するスペースもしっかり確保されており、参加した学生は集中して試合に臨むことができました。
三重県柔道連盟の関係者や東海学生柔道連盟の方々の運営に感謝です。
本当にありがとうございました。
さて、試合には、怪我をしている者、授業がある者を除いて3名が出場しました。
70㎏級 大森(スポ科3年・渋谷教育学園渋谷)・・・準優勝
2回戦からの登場となり、2回戦は大内刈からの抑え込みで合わせ技一本勝、3回戦大外刈で2回投げて合わせ技一本勝、4回戦は立ち技から寝技の移行をしっかり行い縦四方固で一本勝、と順調な滑り出し。
勝負の準々決勝へ。先先に攻めて指導2を奪取します。GSに突入して大外刈をかけ、相手選手が踏ん張りもつれたところ、うまく腕を極められ抑え込まれますが、相手選手が寝技の攻防中に裾口に指を入れた行為があり、その行為を審判の先生が正確に見てくださって相手選手に指導が累積され、反則勝ちとなりました。
準決勝は、相四つの相手に奥襟、引手とも十分に組んで大外刈りで見事に投げて一本勝。
迎えた決勝は、お互いに慎重な組み手争いで指導2までお互いに与えられる展開。GSに突入し、相手選手が出てくるところに合わせて払い腰に入りますが、手が離れてしまってかけ逃げの反則を取られて万事休す。
惜しくも準優勝となりました。
この日は先先に技をかけ、ここ数カ月取り組んできた「早く持って徹底的に投げにいく」ということが実践でき、見事決勝進出を果たしました。
決勝戦は相手選手の体幹も強く、組手も厳しく、なかなか技をかけることができませんでしたが、持てばしっかり投げることができる、ということは自信になるのではないかと思います。更にこの部分磨いて次の試合に向けてチャレンジしてもらいたいと思います。
70㎏級 渡邉(2年スポ科・北海)・・・2回戦敗退
2回戦からの登場。ケンカ四つで釣り手で背中を持って距離を詰めてくるタイプの選手との戦いとなりました。釣り手をうまく使い、背負い投げや足払いなどを駆使して戦います。相手選手が出てくる圧力で指導をリードされますが、中盤背負い投げで技有になりそうな投げを決める場面も作りました。終盤相手選手が奥襟取り、払い腰や大外刈のフェイントから小外刈を放ったところ、反応が遅れてしまって無念の一本負けとなりました。相手選手は3位入賞した選手であり、レベルの高い選手とも十分戦える手ごたえを得ました。
足技には非凡なものがあり、それを生かすためにも、「高い位置で左右の担ぎ技をかける」ということに拘って取り組んできました。実践のなかで、レベルの高い相手にもう少しでポイントを挙げられるというところまで来ることができました。ここで腐らず、更に愚直に取り組んで技を磨いていきましょう。
63㎏級 木村(スポ科1年・生光学園)・・・4回戦敗退
2回戦からの登場。2回戦は先に相手に技を出される展開となりましたが、中盤以降は組み勝つ場面も多くなり、背負い投げをかければ見事に決まって一本勝。3回戦はケンカ四つで距離を詰めてくるタイプの選手との対戦となりましたが、釣り手をうまく使って危なげなく試合を進め、相手選手の出てきたところ、うまく返して技有を奪って優勢勝ちとなりました。4回戦もケンカ四つ、背中を持って距離を詰めたり、こちらが出たところを裏投げや小外刈に合わせるのが非常にうまい選手との対戦になりました。こちらも内股や大外刈、足技を繰り出して対応しますが、裏投で技有を取られてしまい、終盤隅返しをかけて勝負に行ったところ、相手選手がうまく反応して決められ一本負けとなりました。
思い切りよく入った際の内股や大外刈の威力は非凡ですが、組み負けて良い技が出せない点が課題でした。それを改善するべく日々の練習で取り組んできましたが、負けた試合では、その点はまだまだ及ばなかった印象です。力強い相手、自分より地力がある相手にどう勝ち筋を探すか、引き続き一緒に考えて取り組んでいこうと思います。
試合会場には、2018年卒の下田くんが応援に駆けつけてくれ、終日応援してくれました。またホテルから会場、駅などの送迎も本当にありがたかったです。
トレーナーもサポートありがとうございました。
保護者も駆けつけてくださり、重ねて御礼申し上げます。
多くの方に支えていただいてくれていることを実感した大会でした。
感謝の気持ちは、一生懸命練習し、試合でチャレンジしている姿を見せて、返すもの。
負けて、そこからどう行動するか、が大事。
まだまだ頑張ってもらいます。
引き続きの応援よろしくお願いいたします。