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監督の声

全国体育系大会  2011年02月27日

コーチの猪ノ口(平成17年卒)です。

今週末は全国体育系大会が講道館にて行われました。
この大会は大学の学部に体育学部やスポーツ科学部といった体育系学部がある大学に出場資格があり、また、講道館杯に出ていない選手が出場できるという大会です。
実際は、各大学には殆どといっていいほど体育系学部があるため、参加校も多く、強豪校ひしめくレベルの高い全国大会の1つです。

昨年、赤迫健太君が100kg超級で見事優勝を果たしたのは記憶に新しいところですが、今年の早稲田の戦績はというと、、、
恐縮ながら、吉村監督から情報更新をして頂けるかと思われますので、それまでのお楽しみということで、私からは全体を通して感じたことを少しばかりご報告させて頂きます。

今回の試合規定はいつも通り国際ルールですが、試合時間は4分(+ゴールデンスコア2分)という内容でした。
試合のルールが変わってから1年以上が経ちます。
大まかに言うと以下のような要素が試合を見ていてよく分かる過去のルールの違いでしょうか。

?効果の廃止(ポイントは有効以上)
?足を取る動作で一発反則負け(肩車、諸手刈など)
?場外の拡大(両者が赤畳から完全に出た時点で待て)
?ゴールデンスコアの考え方の変更(本戦とトータルでの判定、反則の持ち越しなど)

秋の個人戦までは、ルールに順応し切れていない選手もまだ見受けられましたが、今日の試合を見ていて、強い選手は現行のルールにしっかり対応できているなぁというのが、改めて感じた今日の感想です。

特に効果がなくなったことで、有効以上を取るために、
寝技の攻め方のバリエーションが多様化していることと、
真っ直ぐ組んでしっかりとした技をかける選手が増えているように感じました。
場外の使い方など細かいところもありますが、より寝技、立ち技トータルで柔道の質を高めて、そして幅を広げていかないと上には上がるのは難しいなぁと感じました。

あまりルールに囚われて自分の柔道ができなくなるのも本末転倒ですが、基本のルールが馴染んでいないことで実力が出せず反則などで負けてしまうのもまた非常にもったいないところです。

学生諸君!今回それぞれにいろいろと課題はあると思いますが、
各大学の強豪選手の技や試合展開を今後の参考材料の1つにしてみてもいいと思いますよ。


引き続きがんばりましょう!