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江川トレーナーのコンディショニング講座

2:コンディショニングは宇宙的視点が必要  2010年05月31日

人間の関節は、対角に位置する関節と相互に対応していることは
特に臨床現場ではよく知られています。

たとえば右股関節と左肩関節、
右足関節と左手関節だったり。
ロベットリアクターと呼ばれるもので、
椎骨にも対応するパターンが存在しています。

PNFの基本となる促通パターン運動は対角螺旋運動だし、
それは互いに対応する関節部位の反応を引き出していることは間違いないでしょう。

・・・ちょっと難しいですね。
この辺は今後少しずつ解説していきます。

私が臨床現場でアスレティックトレーナーやコンディショニングコーチとして
スポーツ選手のアスリハやトレーニングを担当しているとき、
結構このパターンを利用しながら効率よく身体の調整しようと試みます。

その即効性と選手の反応は結構いいです。

これだけでも人間の身体って宇宙だなーって思うのですが、
どうやら神経筋、関節などの運動器だけではなく、
人間の身体は内臓やメンタルを含めてすべてが相互に
関連しあっていると感じずにはいられません。
2:コンディショニングは宇宙的視点が必要01
様々な文献にあたってみると、
整形外科など現在の医学ではまったく触れていませんが、
代替医療や東欧のコンディショニングの文献では、
やはり経験上、身体相互の関連性を指摘しているものが多いのです。

腰痛を例にまとめてみると、こんな感じのようです。

1.構造的原因
 顱棒臘牡慇瓩力弔漾癖儖漫Ω巴紂
 髻肪儿結合の歪み
 鵝帽椎の変位
 堯棒臠関節の変位

2.機能的原因
 顱帽椎以外の椎骨/骨(関節)にストレスを与える要因
 髻貌眤,縫好肇譽垢鰺燭┐詬廾(メンタルなど)
 鵝棒限離┘優襯ー循環不良を起こしている要因

特に、1の構造的原因に関しては多くの文献が指摘しています。

しかし、重要なのは2の機能的原因が
1の構造的原因を誘発していることに気づけるかどうかのようです。

つまり、たとえばL3(腰椎の3番目の骨)あたりに腰痛があったとき、
その原因が構造的に仙腸関節の固着だと分かり、
仙腸関節のすべりを正常にもどし、痛みが消失もしくは軽減したとしても、
仙腸関節を固着させた原因を消さない限り、
再度仙腸関節が固着し、腰痛が再発することになる、ということになります。

ロベットリアクター等の考え方を応用すれば、
仙腸関節のロックが腸骨と対応する足根骨の変位にある鴨という可能性も
否定するわけにはいかないということ。

さらにいえば、腰痛の原因が内臓の機能不全にある鴨ということ。
さらにその内臓の機能不全の要因がメンタルにある鴨ということ。

メンタルが原因で内臓機能不全を誘発し、
それが椎骨の変位をもたらし、
仙腸関節の機能不全を誘発、腰痛が発生、みたいな。

実際に我が柔道部の選手にもこのパターンの腰痛症が発生していました。

だとすると、腰痛ひとつをとってみても、
腰部だけに焦点をあててコンディショニングをするのではなく、
本当に全身の動きや生活、運動パターンのすべてを包括的に
分析する必要が出てくるのでしょう。

やっぱり46億年の地球の歴史からみると、
300年程度の医学の歴史なんて浅すぎて、
人間の身体を理解するにはもっともっと広い視点が、
極端な話、人間の身体だけを診るのではなく、
その選手をとりまく様々な環境を含めて、
宇宙ぐらい遠いところから柔道をする選手と様々な事象の繋がりを、
包括的に診ていくような視点が必要なんだと思います。

早稲田大学柔道部では宇宙的視点からコンディショニングを行っています。

・・・大げさですね(笑)

でも選手を診るときのキモチはいつもそんな感じです!