本日は午前中いっぱい使って、トレーニング講習会を開催しました。
冬期のトレーニング内容のポイントを選手全員で理解するため、かつ選手のコンディショニングとトレーニングに対する意識を高めるために、定期的にトレーナーによるトレーニング講習会が開催されます。
講習会中の選手の反応をみながら、トレーナーはトレーニングプログラムの微調整を行います。また、選手が何を必要としているのかをその場で見極めていきます。
今回は特に、シーズンが終わり、身体づくり再スタートとなるので、新しいメニューや、定番メニューの意識する場所、写真や文章では伝えられないトレーニングの「勘」みたいなものを実技を中心にして指導していきました。
*単なるプルオーバーではなく、体軸づくりのための秘密の動きが入ります
また、これまで作ってきた体幹の強さを柔道そのものに昇華していくために、バランスボールを用いて・・・ロープを用いて・・・より柔道の動きやパターンを意識したトレーニングプログラムを始めました。
柔道は格闘技かつコンタクトが非常に多い競技なのに、頚のトレーニングやコンタクトトレーニングをほとんどしないのが慣例のようです。私はもともとラグビーやアイスホッケーなどのコンタクトスポーツのトレーナーだったので、コンタクト練習をしないのはなぜだろう?と疑問に思っていました。なぜでしょう?誰か教えてください。ラグビーのタックルのようなコンタクトは柔道競技にはありませんが、明らかにぶつかり合いはあります。乱取りだけでは対応しきれない体幹の強さをつけるために、土台の筋肉ができたなら、ガツンとぶつかるトレーニング方法を導入してもいいと考えています。
ということで、早稲田ではサーキットトレーニングの中にコンタクトもうまく取り入れて、作ってきた身体の強さを柔道により近づけていこうと考えています。コンタクトだけでなく、コンタクトと受け身と柔道の技を組み合わせてサーキットプログラムを作ります。
ただし、これらは十分な筋量と柔道の技量がないと危険なので、正確な方法を知らない場合は真似しないでくださいねー。