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江川トレーナーのコンディショニング講座

パーソナルトレーニング情報の管理  2013年12月03日

本日もパーソナルトレーニングセッションを早朝からやってきました。

私は朝7時くらいには東伏見の某ファーストフード店にてコーヒーを飲みながら、前日までに立案した選手のトレーニングプログラム内容の再構成をしています。選手の怪我やコンディション評価が学生トレーナーから毎日(たまに遅れる)送られてくるので、最新の状況とその日の天気と気温と湿度とその時の気分とコーヒーの味を考慮して、当日の選手の身体が最も反応するであろうプログラムに調整します。

つまり、プログラム内容はクライアントである選手に最も適したものが処方されます。

現在はOFF期間ということで、週2〜3回程度の筋力トレーニングプログラムが作成されています。パーソナルトレーニングの場合、その他のトレーニングの達成状況と選手のコンディション・トレーニング状況を評価しながらトレーニングプログラムをコントロールできるので、高いトレーニング効果が期待できます。

一方で、プログラムの内容やトレーニングの変数(強度、時間、頻度など)が毎回変化することと、トレーニングが一般選手と異なる(個人に特化したものになる)ため、選手が内容をきちんと理解して行わないと、自分でトレーニングをする際におかしなことになる危険性もあります。

柔道部のパーソナルトレーニングでは、その危険性を少しでも回避するために、当たり前ですが、すべてのトレーニングにおいてトレーナーが直接選手の身体を触りながらトレーニング方法を指導すると同時に、その日のトレーニング内容をインターネット上のパーソナルトレーニングクライアント選手専用のページにアップしています。

パーソナルトレーニング情報の管理03

トレーニング内容はセッションが行われたその日のうちに専用のHP上にアップされるので(大熊トレーナー遅れてますよ!)、選手はそこからPDF形式のプログラム内容(メニューと注意点が書かれている)をダウンロードし、確認することができます。

また、トレーニング方法に関しては同時に動画がアップされます。

パーソナルトレーニング情報の管理01

PDFファイル上のトレーニングメニューがわからなければ、動画を確認することにより、その場で注意点や動きを確認できます。

パーソナルトレーニング情報の管理02

これらの資料と動画は会員制のHPなので、トレーナーチームのパーソナルトレーニングを受ける選手とトレーナーのみが確認できるため、「強くなる秘密」やプライバシーは守られます。

そして登録した選手は、自分の携帯やPCから動画や資料を確認できます。
さらに、次回のトレーニングセッションと柔道場帯同の日程や、トレーニングに関する相談も、共有することが可能です。

いやあ、便利な世の中になりましたね。

ちなみにこれらのツール情報は、私のトレーナー仲間のH氏(早大ラグビー部)から教えてもらったものを応用しています。

部の指導にも、ipadなどのタブレット端末が活躍する時代がすぐそこに!

柔道場帯同時は担当選手の柔道の動画や試合の分析動画もアップし、いずれはコーチ陣も選手の身体情報(動きそのもの)をトレーナーと共有できるように構築していきたいと考えています。