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江川トレーナーのコンディショニング講座

パーソナルトレーニングは次の段階へ  2014年01月17日

先日の筋力測定にて、パーソナルトレーニングで頑張っている
立浪、浅賀、中上ともトレーニング目標筋力値をクリアしました。
2か月のトレーニング効果が出たことを選手も感じてくれたようです。

さて、今後も体組成の改善は継続するとして、
ベースの筋力を取得した選手が次に必要なのは、
筋力発揮の仕方の改善と、全身の連動性を高めるためのトレーニングです。

動きの「キレ」や爆発的な動きを生み出すためには、大きな力が発揮できるだけでなく、

「できるだけ早く最大筋力にもっていく力の増加率(Rate of force development:RFD)」

をあらゆる動作でより高める必要があります。

大きな力があることはもちろんですが、柔道で必要なことのひとつは、

いかに相手を反応させないか、相手が反応するよりも速く、強く、
一瞬の爆発的な動きが繰り返せること

だと感じています。

もちろん柔道としての技術の鍛錬が大前提ですが、
相手の予想を裏切る速さで最大筋力を発揮できること、
これが柔道の技のキレに繋がるのではないかと考えています。

ということで、ベースの筋力を柔道に転化させていく作業が始まります。

また、パーソナルトレーニングを受けている3人で共通/個人の心理的トラウマのある柔道パターン、
もしくは得意とする柔道パターンを分析し、
それぞれを改善、強化することに焦点をあてたトレーニングをしていきます。

トラウマを消去する方法は…口伝ですw
今後2ヶ月かけて弱点を確実に消去する計画です。

これには、監督やコーチなどの指導者の協力が必要になります。
柔道選手にしかわからない感覚はトレーナーにはわかりません。
指導陣と選手の、柔道家としての感覚的な身体があるからこそ具体化が可能なものです。

指導者としての視点とトレーナーとしての視点、
そして選手自身が感じていることを包括的に理解し、
その中から抽出された最も強化すべきポイント(メジャーポイント)を改善するように
プログラムに落とし込んでいきます。

柔道場でよくあるような光景で私が不思議に思っていたのは、
柔道の弱点そのものがわかっているのに、それを柔道だけで改善しようとしていることです。
ある程度レベルの高い選手の場合、
弱点は身体がその動きに適応していない、もしくは脳が拒否しているのだから、
柔道だけで改善しようとしてもなかなかうまくいかないと思います。

弱点をなんとなく修正するのではなく、そこに焦点をあてて、
トレーニングプログラムそのものを作り、
実際の練習中もそこに意識をもっていきながら
選手本人で弱点を克服していくプロセスを経験させようと考えています。

チーム全体をみるのでは効果が出せない部分を、
パーソナルトレーニングで強化していきます。

「自立した選手そして戦い抜ける選手」の育成が始まっています。