1年ぶりに更新し始めてるので、この話も再度書き直し!!
トレーニングはやみくもにやっても意味がありません。
ちゃんと何のためにやっているのかを選手自身が理解しなくてはダメです。
・・・うちももっとちゃんと選手教育しないと(汗)
筋力トレーニングは重いバーベルを持ち上げて筋肉そのものに刺激を入れているわけです。
柔道をしているわけではないので、これで柔道が上手になるわけではありません。
筋トレばかりやっていては、逆に柔道のパフォーマンスは下がるかもしれません。
筋トレはあくまでも筋肉を育てるためのもの。
直接柔道のパフォーマンスに影響を与えることは難しいでしょう。
ただし、自分の身体を動かすのは筋肉です。
相手の動きに反応してできる限り早く動くのも、
相手の隙を読んで相手が反応するよりも早く動くのも、
爆発的なパワーを発揮して技を決めるのも、
圧倒的な力で相手を押さえ込むのも、
相手の力を利用して技を返すのも、
相手の攻撃に耐えるのも、
全部筋肉がきちんと働いて可能になるものです。
もちろん技術も大切です。
そして大きな負荷がかかったときに耐えるのも筋肉です。
怪我をしないためにも、動きにきちんと反応する筋肉が必要です。
つまり、選手個人の階級や特性にあった十分な量の、
しかも質の高い筋肉がアスリートには必要なのです。
「量と質」です。
筋力トレーニングには段階があります。
いきなり質の高い筋肉は作ることはできません。
質の高い筋肉とは、脳の反応を十分に反映することができる筋肉です。
大きな負荷がかかっても耐えることのできる(壊れない)筋肉です。
身体を動かすためのエネルギーをたくさん溜め込むことのできる筋肉です。
これは私が考えている柔道に必要な「筋肉の質」です。
パフォーマンスが発揮できることと、怪我をしないことの両方に注目しています。
もちろん早大柔道部のトレーニングもここを目指しています。
さて、十分な量の筋肉とはどういうことでしょうか?