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江川トレーナーのコンディショニング講座

3:スポーツ医科学クリニック  2010年06月01日

早稲田大学スポーツ科学部にはスポーツ医科学クリニックがあります。
http://www.waseda.jp/sports/supoka/clinic-new/index.html

日本のトップレベルの選手の強化・育成のために、国が国立スポーツ科学センター(JISS)やナショナルトレーニングセンター(NTC)を設置していますね。

早稲田大学にも同じような組織があるのです。
スポーツ医・科学研究と教育の発展を理念としているため、研究とスポーツ科学部、スポーツ科学研究科の学生の教育を行う場所です。
3:スポーツ医科学クリニック01
早稲田大学の体育各部の学生は誰でもここのサポートを受けることができます。私も昨年度までここのリコンディショニング部門(アスレティックトレーナーが対応)のスタッフとして怪我をした選手の早期競技復帰の医科学的サポートに携わっていました。

内部には整形外科部門、リコンディショニング部門、メンタル部門、コンディショニング部門、ニュートリション部門といった部門があり、それぞれの分野を専門とする早稲田大学の教員(医師を含む)と学生スタッフが選手のサポートをします。教員はみなオリンピックを含む国際レベルのアスリートのサポート経験を持つ方たちです。

競技をやっている以上、必ず怪我をします。

しかし休んで、痛みがなくなったから競技に戻る、というのはとても危険なことです。怪我をした原因を分析し、「なぜ怪我をしたのか?」、「怪我を再発させないためにはどうすればいいのか?」、という観点から、同じ怪我を2度としないようにするためにも、スポーツ選手はリハビリテーションをしっかりと行わなければなりません。
3:スポーツ医科学クリニック02
しかも、そのリハビリテーションには、競技専門のトレーニングを含めて、怪我に対応できるだけの身体を作ることが含まれます。トレーナーは怪我をしてしまった選手を、できるだけ早く、以前よりも強くなっている状態で競技に戻すことを目指しています。医科学クリニックのサポートと合わせて対応すればその実現性はさらに高いものとなるはずです。
3:スポーツ医科学クリニック03
柔道部員は国の施設に近いレベルで、医科学的サポートを受けることができます。

柔道部の寮のある東伏見キャンパスに施設があるので、うまくスポーツ医科学クリニックを利用すれば、部全体のコンディショニングレベルの底上げにつながるでしょう。

早稲田大学柔道部には専門のトレーナーがいます。そして早稲田大学にはスポーツ医科学クリニックがあります。今後は柔道部も学生トレーナーを募集し、今よりもさらにメディカル・コンディショニングサポート体制を強化し、監督・コーチと協力して選手の基礎体力強化と育成を行っていく予定です。