トレーナー活動は、積み重ねです。
ただ、今期をうまく乗り越えればいいわけではなく、
未来の部員たちに何を伝えることができるかを考えなければ。
コンディショニングのノウハウは、コーチの経験と同じであり、
現場で発生した事象を解決していく術の蓄積です。
教科書にあるような科学的な平均値だけを持って選手に接するのではなく、
早稲田大学柔道部という場所にいるからこそ蓄積される、
チーム独自の身体に対する考え方やコンディショニングの方法が実はとても大切です。
最先端の医科学をどのように現場につなげていくかは、
帯同による試行錯誤の結果です。
選手の身体の土台を作るのはチーム全体で行います。
チームに色があるのと同じように、選手の身体、雰囲気にも色があります。
吉村監督が柔道部に「コンディショニング」の概念を導入しようとしてから4年たちました。
私と、伝説の吉田マネージャーが試行錯誤で作ってきたもの、
大熊トレーナーが引き継いで定着させたもの、
早稲田という色がようやく見えてきた今、
これを途絶えさせる理由はありません。
そしてそれは、この現場にいるからこそ「継承」されていくものでしょう。
口伝として伝えるものもたくさんあります。
そのへんのトレーナーとは異なり、早稲田大学柔道部の学生トレーナーは、今現場で起きていること、考えていることを未来のトレーナーと選手に伝える義務があると考えています。
この4年間のノウハウが凝縮されて伝えられている、現、学生トレーナー、
そして元学生トレーナーの責任はとても重いと思います。
「継承していくこと」
よーく考えて。
この伝統を受け継いでいく、学生トレーナー募集中です!