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江川トレーナーのコンディショニング講座

5:柔道とリズム  2010年06月10日

全てのパフォーマンスにはリズムがあると思います

何の法則性がなさそうに見えても選手本人は動作の流れの中に
自分特有のリズムを無意識に持っているはずです
そのリズムがウマく当てはまらない時に不調と感じたり
シックリこなかったりする

例えば、迫ってくる球の持つリズム
たぶん投球の動作から球が指を離れて
打者にまで到達する時間とかタイミングなどが
自分の予測したリズムよりも速かったり異なったりするときに

球が伸びる

とか

キレがある

という風に感じるんだと思う


相手の動きにうまくあわせるのも同じ

つまり相手のもつリズムとシンクロすることや
迫ってくる相手のリズムにシンクロすることで
身体を無意識に呼応させてそのときそのときの
一瞬のパフォーマンスを発揮しているんだと思います
5:柔道とリズム01
つまりスポーツは自分の中のリズムをいかに調律していくか
対象のリズムといかにシンクロしていくか

そして

相手にいかに自分のリズムを悟らせないか
いかにバリエーション豊かなリズムを持っているか

だと感じます

だからこそ神経筋統合不全は運動連鎖を乱す要因になる
(筋力はあるのに力が出しにくい状態、
力が出しやすかったり出しにくかったり定まらない状態)

言い換えれば

脳の持つ自然なリズム、機能的なリズムを
いかにダイレクトに動作に結びつけるかが
コンディショニングの要になるのかなと思う

様々なリズムを自分のものにすること

そしてそのリズムに対応して身体を反応させられること
そんなコンディショニングもたぶん柔道には必要だと強く感じます

だからこそ繰り返しの練習の中で
いろいろな動きのパターンを身につけているのでしょう
でも、ただなんとなく繰り返される練習だとダメかもしれません

選手の皆さんはどんなことを考えて練習をしているのだろう??


さて、いつもなんとなく自論を展開しているので、
次は具体的なコンディショニング方法について書いてみようと思います(笑)

皆さん、どんなことが知りたいですか?