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部員日誌

本当に最後  2019年08月22日

こんにちは。

8/17に東京学生が行われました。
私は、1回戦で負傷棄権。結局4年間、個人戦では何も結果を残すことができませんでした。

負けたこと自体を、心の底から悔しいと思えませんでした。
机に突っ伏して泣く後輩を平気で眺め、全学出場を決めた同期や後輩を心から祝福する自分は一体なんなのだろうか。
誰よりも負けず嫌いで、悔しさをバネにして奮起してきた自分はどこにいったのか。
本当に今、柔道が好きなんだろうか。

帰りの電車で、そんなことをグルグル考えていました。

「お前の強さは稽古量だ。」
恩師の言葉です。そんなことは百も承知なのに、今の私には実践できませんでした。
就職活動や怪我、色んなことに言い訳を探して、力が入りませんでした。
17年の柔道人生の糸を、最後の最後に切らしていたんだと思います。
期待してくれていた方々には、本当に申し訳ない気持ちしかありません。

それでも、頑張りたい。
どうしても最後の団体戦で勝ちたい。
頑張る動機はもう自分の中には見つからないけれど、チームのために踏ん張りたい。
そう言えるのは、早稲田の柔道部が大好きで、ここへ来て心から良かったと思っているからです。

泣いても笑っても、3ヶ月。
柔道に身を捧げる3ヶ月。
見ている人の心が震えるような団体戦ができるように。そして、1番近くで励まし合った同期と笑って引退できるように、誰よりも必死で、心を燃やして頑張ります。

部員のみなさん。
こんなヘタレに力を貸してくれ〜。
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Author:佐藤 竜(9年)