本日で、前期の練習は終了。
学生は、明日から試験休みにはいります。
また、明日から道場の改修工事が始まるためしばらく道場での練習ができません。
現在の道場は、昭和56年に建替えられました。
今回の改修工事は、それ以来の大規模工事。
畳の入替はもちろん、スプリングを含んだ下地の交換、また、空調も新設されます。
おそらく、日本一素晴らしい道場になります。
大学関係者の皆様には感謝です。
早稲田大学柔道場の歴史
早稲田大学柔道部にとっては、ひとつの節目。
本日は、お世話になった道場のお色直しを前に、柔道部関係者が集まって道場納め式を行いました。
福地先輩による乾杯
早稲田大学柔道部に在籍したものなら、この道場には、それぞれ格別な想いがあるはず・・・
『汗』 暑い夏は、どんだけ汗を流したことか・・・
『血』 寒い冬は、踵がひび割れで畳に血が ・・・
何度、鼻血をたれ流したことか・・・
そして
『涙』 ○△先輩の腹の下でシクシク泣いたことも・・・
随分、レベルが低い例えですが・・・
そうです。
この道場の畳には、先輩、現役たちの「汗」と「血」と「涙」がしみ込んでいるのです。
それだけではないかも?
道場が新しくなることは、もちろん嬉しいことですが、そんな畳が入れ替わることは少し寂しくもあります。
それにしても、まだ使えるこの畳を捨ててしまうことは、もったいない。
きっと、この畳を必要としいるところがあるはず!
という思いこみでリサーチした結果
この畳を岩手県の高田高校に持っていくことになりました。
ご存じのとおり高田高校は、学校ごと津波に流されました。
多くの生徒と先生が亡くなられたそうです。
この畳を早稲田大学柔道部員とOBが一緒になって運び、地元の方々と畳を敷き、そしてその畳で一緒に柔道をする。
そんなことを提案をしたところ、多くの部員とOBが賛同してくれました。
柔道部員が、血と汗と涙がしみ込んだ畳をピカピカに磨いてくれました。
部員たち ありがとう!
そして、畳たち 早稲田大学の柔道部員を支えてくれてありがとう。
次は、高田高校の生徒たちを支えてくれよな!
さあ、この畳をみんなで被災地に持って行くぞ!
日程は、次のとおり
8月6日 9:00 高田高校到着(畳敷き開始)
7日10:00 合同練習
今年も、暑く 熱い 夏になりそうです。