平素より大変お世話になっております。
早稲田大学柔道部2年副務の清水由唯です。
この度、第78回早慶対抗柔道戦につきまして、ご協賛を賜りましたOB・OGの皆様、誠にありがとうございます。改めまして、心より御礼申し上げます。
今回の部日誌では、先日参加させていただいた木鶏会を通して感じたことや、そこで得た学びについて書かせていただきました。
少し長くなってしまいますが、お時間のある際にお読みいただけますと幸いです。
今回、初めて木鶏会に参加し、普段の生活では得られない多くの学びがありました。
木鶏会では、記事を読んで自分なりの感想をまとめ、グループで発表した後、美点凝視をし意見を共有し、最後にグループとしての意見をまとめます。他の方の発表を聞くことで、自分一人では気づけなかった視点や考え方に触れることができ、とても勉強になりました。また、経営者の方々のお話から、人間力を高めていくために大切なことについても多くのことを学びました。
今回は、その中でも特に印象に残ったことを三つ挙げたいと思います。
一つ目は、「人の心は揺れ動くものであり、その振り子を常に真ん中に戻すことが大切である」という話です。人は、周囲と自分を比較することで、嫉妬したり、悔しいと感じたりする一方で、うまくいっているときには天狗になり、周囲への感謝を忘れてしまうこともあります。そのどちらにも偏らず、常に心の振り子を真ん中に保つことが大切だという話が、とても心に残りました。
私は、よく言えば負けず嫌い、悪く言えば人と自分を比較しすぎてしまうところがあります。天狗になることはあまりありませんが、人と比べて落ち込んだり、悔しさや嫉妬を感じたりすることはあります。そのため、私の心の振り子はどちらかというとマイナスの方向に動きやすいのだと思います。これからは、人と比べて一喜一憂するのではなく、自分自身に目を向け、心に余裕を持つことで、振り子を常に真ん中に戻せるような人間になりたいと思いました。
二つ目は、「生きるセンス」という言葉です。「生きるセンスがある人には、おのずとオーラがついてくる」というお話を聞き、確かにその通りだと思いました。人間性は、言葉や態度、日々の行動など、目に見える部分に自然と表れるものだと思います。そして、生きるセンスを持っている人には自然と人が集まり、その人についていきたいと思わせる魅力があるのだと感じました。
私も、知識や技術だけではなく、周囲の人から「この人と一緒にいたい」「この人についていきたい」と思ってもらえるような人間性を身につけたいと思います。そのためにも、日々の生活の中でさまざまなことを経験し、人の考えや気持ちを想像しながら行動することを大切にしていきたいです。
三つ目は、「縁の大切さ」です。私は以前から、人と人とのつながりや縁を大切にしたいと思っています。それは、先輩や後輩との縦のつながりだけでなく、同期や友人、社会に出てから出会う方々との横のつながりも含めた、すべての縁です。
そして、その縁を大切にしていくためには、信用と信頼を積み重ねることが必要不可欠だと感じました。そのためにも、常に素直な気持ちで相手と向き合い、ご指導をいただいたときには素直に受け止めることを大切にしたいです。また、先輩や後輩、同期に関係なく、自分から挨拶をすることも、当たり前のようでいて大切なことだと思います。
特に、ご指導をいただいたときに、自分の間違いを素直に認め、いかにすぐに謝ることができるか。そして、ただ謝って終わるのではなく、その間違いやご指導を次にどのように生かすのかが重要だと感じました。一つひとつの経験を無駄にせず、次の行動に移していくことで、少しずつ周囲からの信用や信頼を積み重ねていけるのだと思います。
また、誰でもできるけれど、誰もが積極的にやりたいとは思わないような、部室の掃除やごみ捨て、玄関の靴を揃える、道端のごみを拾うといった小さな行動も、人との縁や信頼を大切にすることにつながるのだと思います。実際に木鶏会に参加した当日、私は玄関の靴を揃え、次の日には部室の掃除をしました。もちろん、これが誰かに褒めてもらうための行動になってしまえば意味がありませんし、こうして文章に書くこと自体、承認欲求なのかもしれません。それでも、誰かに見られているかどうかに関係なく、こうした小さな行動を日々積み重ねていくことに意味があると思っています。
今回の木鶏会を通して、特別なことをすることだけが人間力を高める方法ではなく、日々の小さな考え方や行動の積み重ねこそが、自分自身をつくっていくのだと感じました。人と比べて心が揺れたときには自分自身を見つめ直し、素直な気持ちで人と向き合い、いただいたご指導を次の行動につなげる。そして、挨拶や掃除、靴を揃えるといった、当たり前のことを当たり前にできる人間になることが、少しずつ自分の人間力を高めていくのだと思います。
これからも、人との縁を大切にし、素直な気持ちで人と向き合い、心の振り子を真ん中に保ちながら、一つひとつの行動を大切にしていきたいです。そして、早稲田大学柔道部で多くのことを学び、失敗やご指導も自分の成長につなげながら、周囲から期待され、信頼される人間になりたいと思います。自分の小さな行動の積み重ねが、自分自身だけでなく、周りの人たちにも良い影響を与え、良い方向へとつながっていけばと思います。
長くなってしまいましたが、今回学んだことを日々の生活に活かして日々努力してまいります。
引き続き、早稲田大学柔道部へのご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。